やっとたどり着いたエスキース模型。
2階がカメラのストロボのように乗っかる感じ。
もう少し2階のヴォリュームを抑え、水平ラインの強調を出したいと思っている。
エスキース模型なので当然精度は悪い。
切ったり貼ったり考えながらつくるので、継ぎ接ぎや鉛筆の線なんかが目立ちますw
プレゼンにはまた別の模型を作ります。

あとは、プロポーションのスタディだけなので、概算見積のための基本図面を描き、プレゼンに向けての、パースや模型製作等の作業へ移行する。
サルワタリ・アトリエ 一級建築士事務所の日々の設計活動をつづります。
第3案目をスタディしているところ。
今回は和のテイストも入れながら、一部子世帯が2階の、軒の深い横長のプロポーションで考えている。
基本このイメージで進めて、部屋の配列を家族構成に照らし合わせあとちょっと組替えをしたら、概算用の図面描いて概算を出して、月末か3月初めに3回目のプレゼンテーションという希望的観測....
....とてつもなく、悩んでいる。
お施主さんの要望は、殆ど有って無いようなもの。
で、ボクの納得がいく案でお願いされている。
その中で唯一の要望と云えば、月が眺められる小屋裏部屋が欲しいということ。(いや、これだけではないんだけれど、コンセプトの根底にこの要望を据えてみている)この事はおそらく以前にも書いた様な気がするが、悩んで悩んで悶々している中での気持ちの整理というか....これまでの事柄を整理してもう一度見つめ直しているところである。設計者の独りよがりな案に陥っていないか?客観的判断はここまでくると自分自身ではとてもとても出来ないが、それを乗り越え、その先に見えてくるものこそが、今回のお施主さんにとっての回答なのか?いやいやそうじゃない?....のか。
そういう堂々巡りをしていて、時間がどんどんと過ぎた。頭の中をリセットするために、少し離れてみようと思った矢先、お施主さんから連絡が入った。
どんな案配だろうか?
設計をお願いしたのは良いが、様々な難題にボクが困っていやしないか?
ボクのいまの気持ちを聞かせて欲しい。
かいつまむとそんな内容だった。
事実、案を考えている時間より、悩んでいる時間の方が数倍多い。模型も何十個と作った。作りながら考えた。悩む....この繰り返しだ。だけど、今までにない土地の面白さに加え、お施主さんの住まいに対するこれまでの経緯や思いを聞いているうちに、何とか一緒にこの状況を乗り越えてみたい。そう最初に思っていた。だからこそ悩んでいる。
最後までお施主さんと一緒に進むことに心の迷いは全然無い。
やっと手に入れた思い入れのある土地をいかに最大限に生かしきれるか?
この事はボクにとっての使命であり、一方向を森に面するこの環境における住まいのあり方を、もう少しの間、模索してみたい。
....と、気負いするのでまた悩むw
ごめんなさい、もう少し悩ませてください。
第三案に取りかかろうとしていた矢先、やはり第一案で考えていた土地に住まいを建てるということで、落ち着いたようだ。ただ想像するに、気持ちの整理は当然つかないだろうし、まだまだ迷いは多いと思う。しかしとにかく前に進むしか無い。そんな気持ちで居らっしゃるのだろうと思う。なんとかその気持ちに応えたい。
生活道路の問題は、知り合いの土木業者にお願いするということだったが、それにしても、小高い丘のてっぺんまでのインフラ整備をどうするか?ここにかなりの金額を投じなければならない。この事は一番最初のプレゼン時にお施主さんに喋っておいたので、了承の上での判断であると受け取るしかない。
初回から要望に少しずつの変化がみられるので、第一案をそのままという訳にはいかず、実質的には第三案の計画に突入している。
電気設備(照明・スイッチ、コンセント、電話等)と給排水設備の図面を暫定的に描き上げ、まずは設備業者に見積を依頼した。内装工事は、仕上の想定と、家具その他詳細を決めながら仕様の変更を加えつつ、設計書をまとめている最中。
予算をかけないという前提なので、天井はあえて張らずに、ざっくりとした感じでシンプルにまとめるという方向性。徹底的にシンプルにまとめたいので、テーブルやイスはなるべく無垢の木製にし、床もコンクリート素地と潔いが、素材の持ち味を前面に引き出し、素朴でシンプルな力強い空間を目指す。
....と、ここまでまとめ、調理人候補者が見つかったとのことで、昨日打合せをしてきた。

調理人というか、出店者候補のような勢いで、いままで積み上げてきたものが、ガラガラと音を立てて崩れそうな内容を喋られたので、出店決定か否かの判断が出るまで一旦計画をストップ。
このまま進むか、案の変更を余儀なく実施しないといけないかは、いずれ時間の問題であり、6月オープンということには変わりない。どっちに転ぶかはこちらの知る由もない。ここまできた以上、突き進むしかないのだ。
現在設計が進んでいる飲食店舗の担当T氏から、同じ建物内に入る町の施設、子育て応援センターの家具を含む遊具や備品のデザインプロポのデザイナーとして紹介をいただき、その内容のヒアリングを昨日行ってきた。
町の公共案件となるので、数社のプロポーザルになるとのこと。名乗りをあげたからには勝利を目指すのみ!
内容は、親同伴で来館する0歳から6歳くらいまでの子供を対象とする遊具や家具の選定やデザインと、そのレイアウト計画。すべて家具は移動式とし、移動させる前提で、様々な活動シーンに応じた空間の使い方をシミュレーションし、その提案をして欲しいとのことだった。
それで今日から、小さな子供を対象とする家具や遊具を探し始めた。予算内に納まるのであれば、製作でも構わないということだったので、それと同時に、岩手県産の広葉樹で家具を製作してくれる個人の工房をあたってみることにした。ユニークなカラーと安全性があり、身体を使ってあそべる遊具との対比と、まったく無垢の木で素材感があり温もりのある家具をアクセントにしようと考えている。これらをベースに様々な使用目的別にシミュレーションをしてみようと思う。
コンセプトのイメージは、「動と静」この対比を様々なシーンで応用する。
コーディネートは、こぅでねぇと!....云わないつもりだったけどw
そんな意気込みで絶対に勝ちたいと思います!!
昨日、クライアントと設備について打合せた。
コンセントの位置、数など。主に厨房電化製品に関する内容を、想定し得る最大限で選定したものを、打診し取捨選択を行う。特に住宅と違い、店舗となれば入力電力の大きな機器を扱う可能性は高い。何個ものコンセントをグループ化して1回路とすると、すぐに分岐遮断器が落ちることになり、仕事にならなくなってしまう。そういうことはお客さんと直接打合せをするデザイナーが最初にやっておかないといけない。全てを設備事務所に任せていては、クライアントの顔が見えない設計になりかねない。住宅ならある程度使用される機器を想定可能なので現場で潰しが効くかも知れないが、こと店舗の場合は業種や調理人の考えがあり、いくら小さな店舗でも何がくるか分からないからだ。
そして昨日の打合せで何よりの収穫は、クライアントとの内装デザインのイメージ共有ができたこと。これは実に大きい。結局我々は独りよがりのデザインをしている訳ではなく(タマに好きな様に設計してくださいという依頼はあるが....w)個人や会社のクライアントのためのデザインをしていると云って良い。そのデザインに個性を帯びるということは、クライアントの個性でもあると云える。勿論、事務所個々のカラーはあるし、設計に強く現れる。でもそれを前提で設計を依頼される訳であり、そこにクライアントの個性が入り建築家ひとりのデザインではなく、クライアントとのコラボでひとつのかたちが生まれるとボクは考えている。だからある指向はあるけれど、決まったスタイルをつくりたく無いと思っている。設計の1回、1回を白紙で望みたいと思う。